菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋商品は未だ選べるほど多くない

生菊芋や加工品のインターネットでの発信情報を見かけると
あれ?おやっ?そうなの?(それ本当?)と思ってしまうことが意外とあります。
でも、そう考える自分の見識が十分ではないのかもと思うフシもあります。
今のところ、菊芋の商品って
イヌリン摂取を意識した場合は、
生菊芋、菊芋チップス、菊芋パウダー、が主でしょうか。 
あっ、薬を連想するけど、パウダーを固めて錠剤にしたものもあります。
液体商品もあるか・・・・でも成分を読むと・・・
イヌリン摂取を意識しなくていい場合は、
漬物、焼酎、酢、液体、菊芋茶、菊芋粉末を混ぜた麺は知っていますが、他にもあるかも。

このブログを始めたころには、「菊芋(あるいは菊芋商品)の選び方」というカテゴリーもそのうち追加しようかなと思っていました。
でも、生イモを含めて、菊芋商品は選択の余地があまりないのが現状です。
だから選び方は、ある意味、思い信じ込むしかない面もあると考えています。

売っている側の鬼の首を取ったかのような表現ってのもどうなのかな。

 

イヌリンだけが菊芋の特徴とは思っていないのですが、

菊芋のイヌリン含有量は,同じ畑で収穫したものでも、収穫時期等によって異なります。
ということは、成分分析を行ってその情報を開示していても、常時その成分であることは、ほぼ困難です。
(全ての畑から一日で収穫して、一日で加工商品化するというのができれば話は別ですが、それは実現的に稀なこと)
また、菊芋パウダーの場合は、粉にした日から賞味期限を設定するのが一般的です。
原料である生イモの収穫日を記載している菊芋パウダーってあるのでしょうか? 

私は見たことがありません。

こういう記事を書くこと自体、菊芋にはいろんな可能性がまだまだ無限にあるのかも。

ネットが普及してかなりの年月が経過しました。

情報を集めている方々の選択眼も確かなものになっていると思っています。 

選ぶ余地が多々ある商品の場合は、ここが悪い・概ねいいけどここだけが気になる等の取捨選択ができる世の中になりました。

でも菊芋の場合は、そうやって切り捨てていくと選択できる余地が無くなる気がします。

私が最も尊敬する方は、松下幸之助さんです。

あなたが得た対価はお客様からの期待料だと思いなさい。

身につまされる言葉です。