菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

イヌリン含有64%の生菊芋が実在した

菊芋は興味が尽きない野菜だと思っている私はHNを「きくいもびと」にしました。
きくいもびとが密かに「きくいもがみ(菊芋神)」と思っている方がいらっしゃいます。
この場合の神は、凄いってのとAKBの神7的なのを複合したニュアンスです。
先日、きくいもがみから電話をいただきました。

その際の話のついでだったのですが、
11月に収穫した菊芋の成分分析をしてもらった。
結果は生菊芋のイヌリン含有率が64%だったとのことでした。
え~~~!!!  
以前ブログに書いたとおり、イヌリン60%は乾燥菊芋の数値と思っていました。
きくいもがみは誇張表現する人ではありません。
だから、イヌリン含有率60%以上の菊芋が存在することになります。
菊芋は本当に未知のことが判ると、それまでのいろんな前提があっさり覆ります。
知ったかぶりのようなことを記事にしてしまった。。。
これからも、こういうこと何回もあるんだろうなぁ・・・
でも、生菊芋のイヌリン含有量は時間の経過とともに減っていきます。

だから、いつでも60%ってわけではなく、減っていきます。

乾燥させた菊芋の成分は維持されます。


しっかし・・・

イヌリン含有率60%以上なので水分は40%未満ということになります。

未だに不思議です。
これまで、生菊芋を乾燥させると重さは5分の1以下になりました。
1÷5≒20%が残り、80%はどこかへ消えてしまいます。

実際には乾燥させるともっと軽くなります。
これを前提としていたので、生菊芋の糖質は約15%でそのほとんどがイヌリンというのが妥当かと思っていました。
イヌリン含有率が60%の菊芋を乾燥させたら、どんな重量・成分比率になるのでしょう?

菊芋について記述されているサイトの多くでみかける、

ベルリン工科大学の乾燥菊芋の成分分析結果も正しいもののはず。

どんな品種でいつ頃収穫したものを分析したかは不明です。


う~む…菊芋って本当に興味が尽きません。

 

ということで、今月はこのブログの月間アクセス数が1万を超えました。

何かの間違いだろう?って気もしますが、

素直に、読んでいただき、ありがとうございました。

 

皆様、よいお年をお迎えください。

 

 

追記

後日、イヌリン含有64%は生イモでなく、菊芋パウダーの数値だったことがわかりました。

kikuimobito.hatenablog.com