菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋の日持ち

菊芋は、消費する人たちにとっても、栽培・加工・販売する人たちにとっても、まだまだマイナーな野菜です。
どれくらいの期間、日持ちするかもよく知られていないようです。
「いい状態を保てるのは3日ほどで、1週間しか日持ちしない」という意見もあれば、
「丁寧に洗ってきちんと保存すれば1ケ月くらいは日持ちする」という意見も。
つまり、やり方次第で日持ち期間に3週間ほどの差が生じるようです。

ネット上では「土をつけたままにしておけば日持ちする」という表現もみかけます。
土をつけたまま保存していても、いつかは洗浄したり保存することにはなりますが…

収穫した生芋を、何を使って洗浄し、どうやって保存するか次第で日持ち期間がかなり異なってきます。


土をつけたままの保存は、菊芋成分のイヌリンを意識しない場合は有効だと思います。
しかし、菊芋を収穫したまま保存しておくと、イヌリン含有量が減っていきます。
イヌリンがショ糖に変化していくからです。
生の菊芋は、洗ったらすぐ食べるようにした方がいいかと。
菊芋が長持ちしそうなものか、そうでないかを見分けるポイントはあります。

そのうち、菊芋の選び方・見分け方のポイントもまとめてみようかな。
でも、まだまだマイナーな野菜ですから、見分けて選ぶほどの流通量はないかも。

今は、冷凍技術が発達しているそうです。

業務用冷蔵・冷凍のノウハウを駆使した保存を行えば通年で菊芋を食べるようにできるとの話を耳にしました。
問題はコストと鮮度かなと思えました。