菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋の赤い部分のこと

収穫した菊芋の根元の辺りに赤い部分が存在することもあります。

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切ってみたら、実の中のほうに赤い斑点が無数に存在することもありました。
一本の茎から収穫した菊芋の全てがそうなるというわけでもなく、不規則に赤い部分がある実が存在しています。

菊芋以外の農産物も育てた事がある身としては直感的に「この赤い部分は、何か判らないけど、いいものではなさそう」と思えました。
この部分は、粘り気があったりして食べてもおいしくありません。

写真のように最初から見える部分が赤くなっていたら、そこは切って使うと思います。

でも、切ったら中の方に赤い部分が斑点で拡散していることもあります。

その場合は・・・  

私は、そこだけえぐったりするのが面倒に思えたので、美味しくないことを覚悟してそのまま食べました。
食べてお腹を壊すことは無かったのですが、個人差はあるかもしれません。。

イヌリンの量も少ないかも。

計測はしていませんし、する気もありません。


赤い部分がある菊芋を乾燥させると、その部分は茶褐色に変化していきました。

 

そもそも、赤い部分は、何なのだろう?と思ってネットで調べてみました。

ポリフェノールの一種だという表現はみつかりました。

しかし、ポリフェノールだという成分分析結果はまだ発見できていません。

また、ポリフェノール5,000種以上だそうです。

ポリフェノールって言葉はよく聞くけど、一種類でなく多岐に及ぶんですね。


菊芋の研究機関の先生に栽培のことを教えていただいた際に、一つだけ先生から逆質問がありました。
菊芋の赤い部分のことです。

粘り気が発生する気がすると伝えました。

その意見は初めてだったそうです。
赤いのは、病気の一種だそうです。
正式な病名や対処策はまだ見つかっていないとのことでした。
あれから1年ほど経過しましたので、もう病名の定義が行われるかもしれません。

 

芋の実を収穫する際についてしまった、ほんのちょっとしたキズが、時間の経過とともに、赤くなっていったものもあります。
いつも菊芋を観ていると赤色の違いが判るのですが、一見しただけでは見分けは難しいかもしれません。
冒頭に載せた写真を参考にしてもらえればと思います。