菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋に手がかからない時期の梅

今年の梅雨入は、沖縄から南九州までは順調だったのに、いきなり東日本が西日本より先に梅雨入りしてしまいました。
九州北部はまだ梅雨入していないし、昨日も中国・四国より少ない雨量だったようです。
といっても、適度に雨は降っていますから、菊芋は順調に育っています。
梅雨明けまでは、枯れる心配はなさそうです。
この時期は、成長を見守るのみ。
生育が多少遅くても、さほど心配する必要もないと思います。
夏場に枯れなければ、いつかは実ります。

菊芋の収穫可能時期は長いです。

菊芋の植え付けと畑の整備が終わってからは、しばらく見守り(何もしなくていい)時期でして、
今月上旬は、梅の収穫をしていました。

梅が実った木の枝

約50本もあるので、梅林の整備も難しかったのですが、強力な味方を得て、去年から余裕をもっていろんなことができるようになりました。

 

梅の加工品と言えば、
ダントツで梅干、次に梅酒の知名度が高いかな。
ちょっとマニアックですが、梅肉エキスも浮かびます。
梅は青い実の状態で店頭に並ぶのが一般的。
梅肉エキスは、青い実の時期にすぐ作ったがいいのですが、
それ以外の梅干しや梅酒を自家製で作る場合は、実が黄色くなってからで十分です。

梅の実

梅の実

黄色くなって梅がいい状態で熟したら、とてもいい匂いがします。

その香りも楽しんでから、加工に取り組んでも、十分いいものが作れます。

 

梅酒を作る場合、梅の実に爪楊枝などで穴をあける手法をネット上で見かけます。
とにかく早期にという場合以外は、穴はあけずに、自然に溶けだしてていくのを1年以上待つのが美味しく仕上げるコツです。

自分で試したことはないのですが、5年くらいつけておくと、味が更にまろやかになるらしいです。

 …梅酒好きだから、5年も待てないもんなぁ。

 

近所の農家さんたちは、「梅味噌」が美味しいと言われています。
これ、「農家がコッソリ教えます」的なものかと。
梅林の隣の農家の方も、梅干し・カリカリ梅・梅味噌を作るけど、自分で食べる分には、梅味噌が一番おいしく感じるし、いろんな用途に使えると言われていました。

溶けた梅をおにぎりの具にするって手もあるそうです。   

美味しそう。

 

菊芋を栽培する場合、手が空く時期に何を栽培するかも、検討余地がありそうです。

ホウヅキを手掛けている方もいらっしゃったような…
私は、たまたま梅がありますので、これを菊芋商品と関連性を持たせていきたいと考えています。
今後どう関係してくるかは、進展したらまたぼちぼちと書こうかな。