菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

また菊芋の栽培助言してきました

先週、故郷の旧知のプロ農家さんから電話がありました。
皮が薄くて、そのまま食べられるナスを作れるくらい、栽培技術が高い人です。
米も東京ドーム8個分ほど栽培されています。

その方いわく、今月、菊芋をやってみようと思い立った。

栽培は簡単で労力がかからず、一反当たりの売り上げが高いと聞いた。

聞いているほど甘いものではないと思うが、栽培イメージが全くわかない。

だから、菊芋のことをいろいろ教えてほしい。

それと、種芋が足りないので、持っているならば分けてほしいとのことでした。
入手された種芋に腐った部分があり、足りなくなったとのことでした。

意外と高価。


もう五月下旬ですから、私の手元に残っているのは廃棄予定の苗が少しだけ。
それでもいいから欲しいとのことで、持参しました。

到着後すぐ、畑を見てほしいと言われ、案内してもらいました。

こちらでも既に高畝が作ってありました。

プロ農家さんの「芋栽培」経験識だと高畝の選択になるんだと再認識。
一部の畝には菊芋が育ちはじめていました。

夏場の倒伏や秋の収穫準備を考慮した、手直しを助言しました。

今年、栽培助言をした方々は
・訪問前に、既に畝が立ててある。しかも高畝。
・菊芋についての情報量がとても少ない。 
・手間がかからず良い売り上げになると人から聞いている。(ここが…)
・菊芋粉末にした方がいいのだろうかと質問される

こういったことがなぜか全訪問先で共通していました。

 

この方にも、いろいろ説明・質疑応答をしました。
なおかつ、地元なので、畑に案内して、具体的にみせながら説明しました。

最終的に「すごく大変そうだな。今年一年でやめようかな」と弱音が。
。。。 一部は植え付け済みだし、もう逃れられないかも 。。。
 とは言いませんでしたが、来年の春、上手に根絶できるといいですけど。

でも、ここが、このプロ農家さんの流石なところだと思ったのですが、
私の話をきいて、菊芋の収穫に適した(市販されていない)機材はイメージできた。

それを収穫前までに自作してみようかなとおっしゃいました。

なんとなく、菊芋と相性がよさそうな人なので、たぶん、来年以降も栽培されるのではないかと予想しました。

 

お話の途中で、びっくりの発言がありました。
「あなた、〇〇集落が実家だったよね。 あの集落の道路工事現場に菊芋が繁殖しているって聞いたんだけど、場所知ってる?」
ドキっ!
同じ町内ですが小学校区が違う離れた地域にまで、その話が伝わってる!

・・・第三農園から増殖したと曲解されて伝わらないといいけどなぁ・・・

でも、伝わるということは、菊芋を見分けられる人がいるってことだよな。

行政の人から、次の事業者が決まったので対応するとだけ連絡が来ました。
間に合うかな。

適切な根絶処置ができるかな。 

もし除草剤を使うならば、隣地の畑に影響を与えないといいけど。

盛り土の真下には、農薬を使わないで里芋やネギを栽培されている方の畑があります。

梅雨入り前の対応が目途ではあるけど、もう それほど時間は残っていないかも。