放棄地で栽培した菊芋の収穫量

放棄地を開墾した第三農園。
強い野草の葛〈クズ〉が繁殖した場所でした。
葛の根が菊芋の成長を阻む可能性もありました。
でも、心配無用でした。

一般的な菊芋収穫量と同等で、菊芋一本につき３～４kgほど収穫できています。
葛の根がなければ、もっと育ったかもしれません。
でも十分な収穫量です。
地上では夏場の野草の繁殖に負けませんでした。

土中でも繁殖する葛の根の邪魔にも負けずに育ちました。
来期は葛の根もかなり減るでしょう。

土の補強もやりますから、菊芋栽培により適した状態になっていくかな。

菊芋が遊休・放棄地での栽培に適していることを、自分自身で納得・検証できました。
但し、「菊芋栽培に適した場所だと育つ」という前提はあります。

経験や見聞等から考慮すると全ての遊休・放棄地で栽培できるとは思えません。

また、菊芋は根絶に手間がかかります。

ですから、栽培をやめる際の事も考慮して取り組む必要があります。
菊芋の特徴を理解しての栽培が望ましいと思います。

菊芋は救荒植物と定義されています。
でも、栽培手法次第では植物テロと誤解される事態が起こる可能性もあります。
ある面では、河豚の扱いと似ているかも。

ということで、

栽培に適した農地であれば、放棄地でも開墾１年目から菊芋は十分収穫できました。