菊芋のセンシング用途は?
タイトルにインパクトがあったので、本をジャケ買い?しました。
インターフェイスの特集で、農業にセンシングかぁ。
デジタル機器って移ろっていくんだなあ。
スマホが急激に普及したころ、
女子高生2人組が真剣な表情でスマホの本を探していました。
書店のコンピュータのコーナーに女子高生がいるぞ! まさかの驚きでした。
それから半年くらい、従来の客層とは明らかに異なる人の姿をよく見かけていました。
今後もPCによるネット活用か減ることはないだろうけど、
スマホユーザーのネット活用で状況が大きく変わりそうだと思えました。
その時ほどではないけど、ちょっとした驚きです。
いつか、農業や園芸に興味ある人が、書店のコンピュータのコーナーに・・・・
この分野の本で、農業分野のセンシング記事を見かけたことはありました。
でも、表紙になっているとは凄い。
発想次第で様々な用途が考えられるとのことでした。
この「発想」って、難しいけど実現出来たら、ものすごい差が生じそう。
どんな人たちがどう組み立てるか次第。
今はまだ黎明期で、導入はわずかだと思います。
理由として以下のようなことを考えました。
1)何に使うか。投資はいくらまで可能か。その投資を回収できるかがよみ難い。
2)汎用機材では個々の農地や複数の栽培手法への適応が難しい。
3)電力確保が難しい農地も多い。
鳥獣対策の電力確保に設置した小型ソーラーの盗難被害が相次いでいるという事情も。
スマホのように急激に普及ってわけにはいかないでしょう。
でも、時間をかけて少しずつ、より緻密な農業が実現していきそう。
私的には、減農薬栽培にセンシングが役立つといいなと思いました。
菊芋の場合は、以下のようなことが計測できると有効かも。
・土作りしてすぐ、土のPH値や成分の度合いがわかる
・開花後に土中に存在する菊芋の量から、収穫できる量を予測する
・白絹菌の存在や拡散の度合い
・収穫して洗浄した塊茎(芋の実)に含まれるイヌリンの量
でも、菊芋市場がそこまで成熟していくにはまだまだ時間が必要かな。
私に声がかかることはないでしょうけど、そういう分野でも何か役に立てるといいな。