菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

6次化できる農地面積私見

(農地が)五反あれば暮らしていけるよ。
就農相談で知人がそう聞いたとのこと。
それくらいの面積の農地を確保して農業に従事すればという意味で、一つの基準としては、とても解りやすい表現だと思います。
何を栽培して、どう販売し、いくらの収入にするかは、各自が考察マーケティングすることかなと。
五反という面積は、農業関係者以外にはなかなか解り難い広さかもしれません。
東京ドーム1個分より少し広いくらいです。
5000平米(100m×50m)、1500坪、畳3000枚分 ... どの単位が一番馴染みやすいでしょう?

この「農地五反」の広さは、個人農家が6次化を目指す分岐点だと去年までは思っていました。
農地の広さと収穫量には相関関係があります。(ざっくりです)
狭い農地しか確保できなければ、農産品を収穫できる量が限定されます。

その結果、収入が少なくなりがちです。
少ない収穫量でも収入を増やしていくために、栽培だけでなく加工や販売まで農家が手がけることが6次化と理解しています。

6次化は農作業以外のことにも、かなり労力を要します。

好きじゃないとやれないかも。
所有農地が広い場合は、栽培に追われて、加工や販売まで手がける時間や労力の余裕がなくなります。

栽培だけで十分な収入が得られるならば、あえて加工や販売まで行う必要性もなさそうですしね。
その分岐点が、農地五反前後かなと思っていました。
勿論、若くて体力がある人の場合、もっと広い農地でも6次化を行われています。
それでも、7反くらいが限界かと思っていました。

ところが昨年、ある方が東京ドーム2個分より広い農地で、菊芋を栽培し加工も販売も手がけられるという話を伺いました。
いつかお話が伺えたら、ブログにも書きたいな。