菊芋のイヌリン
菊芋の知名度がだんだん上がってきているなと感じています。
以前は、菊芋って・・・何?と聞かれることが多かったです。
今は、菊芋ってどうやって食べるの?と聞かれることが多いです。
テレビで紹介されていた野菜でしょ、体にいいらしいねという評価も耳にします。
糖尿病が気になる方の間では、かなり知名度が高そうだなと感じています。
菊芋は成分にイヌリンを含んでいる、血糖値が上がりにくい野菜です。
五訂日本食品標準成分表によると、菊芋100gの成分は以下のようになっています。
タンパク質 1.9g
脂質 0.2g
糖質 13.1g
食物繊維 2.0g
水分 81.2g
この中で、糖質の部分の多くがイヌリンだそうです。
ちなみに、カロリーは 100gあたり35kcalで、ジャガイモの半分くらいです。
イヌリンを多く含んでいる事は、菊芋が話題になった理由の一つです。
菊芋を切って乾燥させた場合、水分は抜けますがイヌリンは残るそうです。
乾燥野菜化した菊芋(菊芋チップ)の場合、成分の50%以上がイヌリンだそうです。
菊芋のイモを生で食べられる期間は意外と短いので、糖尿病が気になるので年間を通して食べたい方は、乾燥させた菊芋を(調理して)食べることを検討した方がよさそうです。
イヌリンって覚えやすい言葉だと思いません?
菊芋を選んで食する上でイヌリンを活かすことを考慮することも重要です。
イヌリンは水に溶けやすい性質があります。
キクイモやチコリには 特に多く含まれています。
日常的に使われている野菜だと、タマネギやゴボウ等に含まれています。
菊芋の半分くらいの含有量だそうです。