菊芋サプリはどんな人に役立つか
菊芋にはイヌリンが含まれています。
イヌリンだけでよければ菊芋以外の選択肢もあります。
イヌリンを1食につき3g摂ると効果的という研究結果の文献があるとの情報は信頼性が高いと思っています。
ところで、菊芋にはパウダーを固めた粒状商品もあります。
今のところ、あまり興味がないのですが、
(先々、考えが変わることもあるかもしれないけど。)
サプリに消費者ニーズがあるならば、そういう商品も必要かとは思います。
でも、1日に30から40粒 あるいはもっとたくさん飲まないと、期待した効果は得られないかもしれません。
イヌリンを1食につき3g摂るのよりもずっと少ない量(1食当1g未満)で効果がある人か、イヌリンを少しだけ摂ればいい人には、購入検討の対象になるかと。
錠剤と称すと薬みたいなので粒状商品と呼びますが、いくつかの商品を確認しました。
1粒の重量が250mgのもの、200mgのもの、313mgのものがありました。
他にもあるかも。
(313㎎のものは、粒数と総重量しかわからなかったので、自分で除算しました)
1回につき、何錠飲めばいいかも、それぞれ表記されています。
1日30錠(1回10錠)以上の錠数を推奨している商品はみつけきれませんでした。
・・・ないのかも。
粒状商品の主原料は菊芋パウダーです。
だから、大まかですが、こうなります。
「重量 ✖ 飲む錠数」=1回あたりに摂取する菊芋パウダーの量
菊芋パウダーは1日10g程度から食べて、自分の適量を探すのがよさそうです。
(1日20gという説もあるくらいです)
10gを3食で分けるならば1回3.3gくらい。
それから逆算すると3種類の粒状商品の必要な錠数は
1粒250mgだと1食につき13錠(1日だと39錠)、
200mgだと1食につき16錠、
313mgだと1食につき10錠。
収穫・加工時期の違いによるイヌリンの量次第では、1日50錠以上必要かも。
。。。 1日3回で30錠以上を継続的に摂り続けるって、きついだろうなぁ。
私だったら、1食につき7粒でも継続は難しそう。
繰り返しますが、粒状商品の原料は菊芋パウダー等です。
だから、各粒状商品を1回何粒飲んでと推奨している総量が1回あたり摂取できる菊芋パウダーやその他原料の摂取量です。
この1回の総量が、かなり少なめなので、原料に含まれる菊芋パウダーのイヌリン含有割合が何%であっても、結局足りないのではないかと。
原料の菊芋パウダーに圧倒的な量のイヌリンが含まれている的に表現されているけれど、よく読むと、粒状商品の原料の90%弱が菊芋パウダーだと表現している商品もあるようです。
菊芋以外の成分が多すぎない?
・・・まあ、売れないと菊芋の裾野も広がらないかな…
この手の商品は、説明文をよく読んで内容を確認する必要があります。
野菜である菊芋が、効くとか効かないとかは不自然だと思っています。
でも、効かないってのには2パターンがありそうです。
「役に立たない」こともあれば
「不十分な量しか摂取できてないので、効果が薄い」こともあるかと。
ということで、粒状商品が適しているのは、
1食につき1g未満のイヌリンを摂ればいい人なんだろうなと思いました。
乾燥菊芋のイヌリン含有量が60%と表現されているケースが多いので、
上記のことはそれを基準に考察しました。
原料の収穫時期や栽培環境次第では含有量が30%以下ってこともあり得ます。
その場合は、飲む錠数をもっと増やす必要が生じます。
何錠飲んでと書くための前提が、製造・販売側で整っているといいけど。
知らない?
ひょっとして、知ってるけど。。。…??
原料はいつ収穫したものなんだろう?
殺菌は?
一度に1年分作っているのかな? 何回かに分けて作っている?
イヌリンは、収穫後に減少していくんじゃないけど。
イヌリンは減っていく、正しくはショ糖に変化していく...
甘みを感じる菊芋は、ショ糖の割合が高いのかも。
成分分析は年に何回やっているのかな? 毎年やってる?
1回だけ? ロットの違いによる成分の違いがあるかも。
ちなみに、個人的には、
菊芋を1日3食毎回食べるのが難しい場合は、
昼食時か食前に必要な量をまとめて食べるのいいと思っています。
(血糖値が上昇し始める午前10時ごろ以降、下降し始める時間帯以前)