菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

不思議な場所での菊芋繁殖発見

書いていいかだいぶ迷っていたのですが、
いつか思い出になった日のために記録しておこうと思いましたので。
うちの第三農園の隣地で道路拡張工事が始まりました。
盛り土が施され、畑へ行く道が塞がれてしまっています。
畑作業は、無理すればできないことはありません。
厳密には、地主さんの許可を取らないといけないのですが、お隣の放棄地の草刈りをすれば、そこから通れます。
でも、さすがに、収穫時には収穫した菊芋を運ぶ通路がなければ搬出ができません。

いつ新規の道が作られるのかは、私へも(元放棄地の)地主さんへも説明・連絡が今のところ来ていません。
なおかつ…
ここが、書いていいものか、だいいぶ迷っていたことなのですが、
道路拡張用の盛り土に、菊芋が混じっていたようで
盛られた土の斜面から菊芋が繁殖し始めています。

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目視で、約40本。
これは、かなりまずい状況かも。
道路の斜面に菊芋が異常繁殖するかもしれません。

盛り土がどこから運ばれてきたものかはわかりません。
そして、私がたまたま菊芋を栽培していたから、盛土内繁殖に気づきました。

工事の事業者さんを聞き出し、おせっかいかもしれない情報提供をしました。
でも、菊芋が繁殖するリスクの意味が解らないようでした。
事業者さんが、道路を管理している行政へ連絡されたとのことでした。
事業者さんの立場が悪くならないように気を使ったのですが、それは不要なようです。

改めて、行政の方とお話ししました。
携帯電話代を私が負担しつつ、約1時間かけて説明して、菊芋繁殖リスクの意味は解ってもらえたようです。
でも。対応は次の事業者さんが決まってから行うとのことでした。

さて、どうなるかな。

いろんな雑草も生えていますから、どれが菊芋かわからないと、対処もできないかと。
農産物は、人間の都合を待ってくれたりすることなく自然のままに生育していきます。

菊芋の栽培や根絶に詳しい方からアドバイスをいただいたり、大学の先生に助言をいただき、根絶の準備は万端です。
それを実行できるかどうか、実行できなかったらどうなるか…

 

3月のブログに書いた、とんでもないことが現実にならないといいなと思っています。
自分の土地(または借りている土地)だったら自由に対応できます。
でも公の土地で、しかも偶然発見した菊芋。
なおかつ、高さ2㎡超の急勾配の斜面に生育しています。

根絶しに斜面を登るだけでも、なかなかハードです。
いくつかの偶然が重なった。かなり怖い状態です。

でも、そのことを理解できるのは菊芋栽培の経験者だけかも。


しっかし、なぜ、盛り土に菊芋が混入していたのだろう???

畑から、耕作放棄地を一か所隔だてた場所なので、うちの菊芋が直接的に繁殖していったのではないことは確か。

菊芋は、救荒植物であり、特定外来種に近い存在でもあるようです。
二面性がありますから、栽培にも留意が必要です。

特定外来生物要注意外来生物 等々 
行政用語は民間人には定義の違いがなかなか難しい。
環境省出先機関へ問い合わせたところ、野生繁殖している菊芋を通報する必要はないようです。

でも、放置した場合、来年・再来年 どう繁殖するか、怖い気もします。


いろいろと、人的にはリスキーです。

でも、正しい手順を知り実行すれば、菊芋根絶は可能です。
過剰な心配は不要かも。

 

。。。そうであることを祈りたい。