菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋需要の伸びは一過性ではないらしい

今 またクックパッドで菊芋のレシピ を検索したら704ありました。
昨年11月23日には635でした。
クックパッドの素人としては、ほぼ毎日1品増えているって凄いことに思えます。
試しに「菊芋」で月間検索回数を確認してみました。
約3万でした。
不確かな記憶ですが、昨年9月頃調べた時には5千くらいだったような。
著しい伸びです。
農業情報誌で、一過性でない安定した需要が作られているとの表現も見かけました。
来期は、菊芋を栽培する人がまた増えるだろうなと思います。
私のような零細にも、凄い量の栽培の打診が来ました。
買っていただける間はいいのですが、契約打切になった場合に、自分の能力で捌けるとは到底思えないほどの量です。
菊芋は契約野菜収入確保モデル事業の対象野菜ではなく、どうしようかと思ってます。

たぶん、全国的に菊芋には需要と供給に大きなギャップが生じていそうです。
今年 新規で栽培しようと思った方も少なくないのでは?

実際、大規模な栽培計画の話もいくつか耳にします。
ただ、道の駅や物産館でも、たくさん売れている所とそうでない所があります。
たくさん売れるようになるには、それ相応の努力があったはず。
需給ギャップがあるならばと気軽に参入しても、収穫した菊芋が売れるようになるには、手間暇がかなりかかると思います。
栽培も、簡単そうですが、意外と枯れたり不作だったり、あるいは実りすぎて困ったりします。

ちょっとやって売れないから1年でやめようと思ったら・・・ 翌年畑でギョッとするような菊芋の大量発生が起こるかも。
菊芋は一旦植えると根絶に手間もかかります。
事前リサーチ等をしっかりやって、覚悟をもって栽培には臨んだほうがよさそうです。
今期は、菊芋の予約って予約をする側も受ける側も要注意だなというのを何件か目にしました。
とはいえ、以前からテレビで紹介されるたびに、菊芋が足りなくなる現象が起きているようです。
これは一過性ではなさそうですし、いろんなチャンスがあるかも。
でも、販促情報を出す側も、JAROの3要素(嘘・大げさ・紛らわしい)にはご注意を。

 

時代遅れになった気がする言葉「儲かる農業」って誰がいつ頃言い出したんですかね?

 

 

追記

この記事を書いて、だいぶ時が経ちました。

いい思いをした人、そうでなかった人 いろいろいらっしゃいました。

情報収集と戦略・戦術が面倒な場合は、慎重に。