遊休・放棄地対策に菊芋は有効か
菊芋は遊休地や放棄地対策に向いていると言われています。
私自身、最初に菊芋を植えた場所は、2年ほど何も栽培していなかった遊休地の片隅でした。
植えた数は20個。
それが今や、数百キロ収穫できるまでになりました。
今年は、10年間何も栽培されていなかった場所(放棄地)で栽培を行っています。
長期間何も栽培されていなかった土地は、雑草も強力なものになっています。
葛(くず)は農産物の成長にかなりの悪影響を及ぼします。
果たして夏場はどうなるのか?
菊芋も生命力が強いので、きっと育ってくれるだろうと信じてやってみました。
今、中間山村地区は、遊休・放棄地が増えています。
今後、高齢農家の方々ががリタイアされていったら、ますます放棄地化が進みます。
菊芋は高いレベルでの高い収穫量を目指すならば、それなりに労力が必要です。
でも、労力をあまりかけなくても、それなりに育ってくれます。
年齢を重ねて疲れやすくなった方が栽培されるのに適した野菜かも。
そういう思いもあり、草が強く茂る土地での栽培をやってみることにしました。
始めようとした際に、誤算が一つありました。
1ha以上ある1つの土地のように見えたのですが、区画が複数になっていて、3人の所有者がいらっしゃる土地でした。
そのうち2人は遠方にお住まいで連絡が取れません。
しかも道路拡張の予定があり、既に行政が所有者になっている部分もありました。
結局、当初想定の5分の1の広さ、2aほどで栽培することになりました。
先ずは荒地を耕すところから。
写真では伝わり難いのですが、早春なのに普通の畑よりもかなり草が茂っていました。
耕運機で地道に耕しました。
一度耕しても、まだまだ土は固いままです。
4回耕しました。
ほんの少しの狭い場所での、恥ずかしいほどの、わずかなチャレンジ開始。
でも、自分にとっては確かな第一歩です。
上からみるとこんな感じです。。
さあ、この土地で菊芋は育つのでしょうか。
長くなったので続きは次回に。