菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋で炊込ご飯

菊芋は、糖尿病が気になる人・ダイエット志向の人におススメの野菜です。
薬事法を意識した場合は、血糖値が気になる人・ダイエット志向の人におススメの野菜です。

薬ではなく野菜ですから、過度に意識しないでいいかな。
菊芋だったら、どんなものでも一律にイヌリンをたっぷり含んでいるとは限りません。
そういったことも少しずつ書いていきます。

で、今日の本題です。
イヌリンは、水溶性が高い成分です。
この特性を知っておくと、菊芋を活かして体にいい成分を活かした食べ方を考えるのに役立ちます。

菊芋はビニールハウス栽培して年間を通じて安定的に市場に出すのが難しい野菜です。
生芋を食べてイヌリンを摂取できるのは意外と短期間です。
一年中菊芋を食したい場合は、乾燥野菜の菊芋チップスを食することになります。
菊芋チップスを水で戻して使う場合、イヌリンは水に溶け出してしまいます。
だから、溶け出した水も有効活用することが肝心です。

イヌリンは熱しても変質しないそうです。
だから、乾燥菊芋をどう調理するか迷った場合は、炊き込みご飯がおススメです。
 
ただ、菊芋を普通に炊き込みご飯にすると、溶け出したイヌリンでご飯の色が少し茶色っぽくなります。
色合いをきれいにするために、古代米を少しブレンドした炊き込みご飯にしてみました。

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これだと、水に溶け出したイヌリンまで摂取できそうです。
生菊芋のシャキシャキ感は少し薄れますが、十分美味しく食べられます。