菊芋新発見~見聞行考録~

菊芋の栽培や6次化のことを思うままに書いています。

菊芋仲間にピンチ発生

菊芋を掘るのは、慣れないと結構大変に思う人もいらっしゃいます。
専用機械はまだありません。
機械で掘ると傷物も多く出てしまいます。
傷物は加工すればいいって人もいますが、下処理の手間も増えます。
(高いレベルでは)加工品の品質も劣化しやすくなります。
無頓着な事業者もいるようですが…
おっと。
ということで、今期は原点回帰で 手掘りで菊芋を収穫しています。
収穫が順調だったのですが、極近しい人から「コロナで掘り手が確保できない」との連絡がありました。
助っ人したいけど、自分の畑が切るしくなるな。
どうしようかと思案中です。
手掘りと併用するしかないか…
今年手掘りしていて気がついたのですが、畝の立て方の工夫とセットすれば、掘り取り機が作れるかも。
・・自作も手間がかかるかな。

今年は菊芋の実が大きいです

今年はいろんな農産物が豊作という話を聞きました。
うちの菊芋君たちも。台風二回と豪雨がにみまわれたけど、今年は生育がいいです。
予想を超えてイモの実が大きいのが多いです。
嬉しい事です。
でも、小粒の実を使う加工品が、なかなか作れない。
贅沢な悩みまで望むのは欲張りですね。
でも、本当に 小粒を想定して用意していたものは、なかなか使えません。
年が明けたら、ますます実が大きくなっていくから…
でも、たくさん実ったら、小粒も増えてはいくかと思っています。

 

今のところ、手掘りで掘っています。

収穫機械もあるのですが、機械を使うと傷物が増えてしまいます。

まだ間に合うと思えるうちは、手掘りで。

収穫末期に機械も併用しようかな。

できるだけ頑張って、手掘りで全部掘れるといいけど。

今日も菊芋収穫

運よく、雨が降る直前に終えられました。
数年前までは雨上がりに畑へ行くと掘り残りの菊芋が出てくるから収穫が楽だと思っていました。
今は、品質面を考慮して、そういう菊芋を種芋用に保管しています。
地元の大学とも縁ができ、菊芋をもっと深く究明していけそうです。
アンテナを張りつつ9年やっていると、いろんな情報も入ってくるようになったと思っています。
12月までに掘った菊芋と1月以降の菊芋は、用途を分けて使うつもりです。
菊芋の本質全体でなく、イヌリンという成分名だけが先行認知されている気がします。
でも、イヌリンの含有量変化の事も情報収集したほうがいいです。健康を意識した食べ方と、甘くておいしい菊芋を楽しむ食べ方。
両方とも楽しんでもらえるといいなと思っています。

菊芋の本格的収穫シーズンが近づきました

うちの畑も、普通に栽培したものは、花が枯れ、葉も一部枯れ始めました。

あと少しで収穫サインが出そうです。

単なる枯れと収穫サイン出現の区別がつかないと、早めに収穫しちゃうかも。
収穫サインが出る前に掘った菊芋は、苦みも結構あります。
皮も柔らかいので、入念かつ優しく丁寧に洗わないと、傷むのが早いです。
初めて買う方初めて、こんな味ですぐ傷むんだと思われるかも。

皮が安定した頃には苦みもだいぶ減ります。
甘くておいしい菊芋を味わうには、その頃(111月中旬以降くらい)がいいかもしれません。

トマトを売っているのみ、リコピンたっぷり等の表現はあまり見かけません。
でも、菊芋販売では、イヌリンたっぷり等の表現をけっこう見かけます。
イヌリンの量を測定してもらえる分析機関は減っているそうです。

大学で測ってもらったものとの違いを解っていない農家ってのもありそう・・・

 

菊芋を9月に収穫できました

試し掘りの結果がよかったので追加で掘ったら、菊芋らしい菊芋がちゃんと育ってくれていました。

9月24日に掘った菊芋

9月24日に掘った菊芋

本格収穫開始するか、もっと育てるか、思案中です。

 

強い菊芋が9月に収穫できました

台風9号、季節外れの豪雨、台風14号
いろんな農産物が被害を受けているようです。
うちの菊芋も、台風9号にはなんとか踏ん張ってくれましたが、直後の豪雨で傾きました。
その後、台風14号が来て、畑はめちゃくちゃになってしまいました。
と、悲観的なことを言っても仕方ありません。
夏場に、菊芋の茎にカブトムシが寄生してくれていました。

太い菊芋の茎にはカブト虫が寄生できる

菊芋の茎にカブト虫が



カブトムシが帰省するくらい太い幹に成長させるのが、品質がいい菊芋栽培のポイントの一つです。
遅い時期に植えたり、前年の掘り残りを使っていると、茎は細いままです。
特に、前年の掘り残りが自然発生しているものは、栄養価が低いと言われています。
でも、それを実証するデータは発見できていません。
おっと、余談になりました。
台風の被害に負けず、菊芋君たちは育ってくれています。
まだ9月で、もっと成長する余地は十分ありますが、
出荷できる水準に成長してくれました。

9月21日に収穫した菊芋

9月21日に収穫した菊芋



さて、これからどうしようか…
思案のしどころです。

菊芋がいい理由が変わっていくかも

ここ1年程、菊芋の最先端情報が入ってくるようになりました。
中には特許に関係すること等もありますので、公開は控えるべき情報もあります。

イヌリン イヌリンと 鬼の首を取ったように表現するのもリスクかも。

菊芋の一番もったいない・意味がない・コストパフォーマンスがとても悪い食べ方は、
「毎日少しずつ」摂取することです。
理由は、毎日少しずつでは意味がないからです。
なおかつ、菊芋の加工品は安くはありません。
この表現をみかけたら 要注意かも。
情報を発信する側が、適切なのはどれくらいか・その論拠は何かと言ったことを理解しない・自分にとって都合がいいように誤解したまま
「毎日少しずつ」と耳障りのいい表現をしている気がします。
それに付随する記述も、かなり危ういんですよねえ。
UOMにご用心を・・・